2017年12月2日土曜日

しわ・たるみ、“糖化”が原因!

                                            日経新聞からそのまま引用

実年齢より若く見える人と、老けて見える人がいる。

老化の原因の1つに糖化という生体反応があり、その進行度合いが″見た日年齢″を左右する可能性があると最近の研究で分かってきた。

糖化とは糖とたんぱく質が結びついて熱が加わったときに起きる現象だ。

人間の体内に限らず、食品の調理でも起きる。

たとえばパンケーキ

小麦粉や砂糖()と卵や牛乳(たんぱく質)を混ぜてフライパンで焼くと、表面がこんがリキツネ色になる。これが糖化の一例だ。

人の体内では食事で過剰摂取した糖質が血中で余り、体の組織や細胞を構成するたんぱく質にベタベタとくっつく。

これが体温で温められ、糖化が起こる高血糖状態が長く続くほど糖化は進む。

やがで体内のたんぱく質は糖まみれになって劣化し、AGE(エージーイー、終末糖化産物)といぅ悪玉物質に変わってしまう

AGEは茶褐色の物質だ。

体内の様々な組織にAGEが長い問蓄積すると「老化を早め、体内機能を低下させることで、さまざまな病気の引き金になる」

たとえば肌のコラーゲンが糖化しAGEが増えると、茶色いシミやシワ、たるみの原因になる。

血管のコラーゲンが糖化すると動脈硬化に、骨のコラーゲンが糖化すると骨粗しょう症に、目の水晶体にあるクリスタリンが糖化すると自内障になるリスクが高まる。

AGEは体内で作られるだけではない。

AGEをたくさん含む食べ物を取ると、 一部が体内に蓄積される。

代表例はパンケーキのような焼き菓子や肉の加工品など、糖分とたんぱく質を高温加熱した食品だ。

食後血糖値の上昇をゆるやかにすることが、糖化とAGEの蓄積を抑えられるのに大切

糖化は食後に高血糖状態が続くと起きるためだ

炭水化物や菓子類、甘い清涼飲料水など糖質の取り過ぎは血糖値の急上昇を招く。

食べる順番に気を配るのも有効で、サラダや野菜料理を食事の最初に取るのを習慣にするとよい。

野菜や海藻、キノコなどに含まれる食物繊維は、糖質の吸収をゆるやかにする働きがある

AGEは生野菜や刺し身など生ものに少なく、とんかつや唐揚げなど油で高温調理した動物性脂肪食品に特に多く含まれる。

加熱温度が高いほど多く発生するので、調理法は「生、蒸す・ゆでる、煮る、いためる、焼く、揚げるの順でおすすめ」

鶏の水炊きのAGE量を1とすると、焼き鳥は6倍、唐揚げは10倍になる

油を使った調理には裏技があり、「焼いたり揚げたりする前に、レモン汁やワインビネガーで肉を1時間ほどマリネするとよい」

酸味の強い液体に浸すと糖化が抑えられ、AGE6割ほど減るという研究報告がある。

積極的に取りたいのが抗糖化食材で、ブロッコリーの新芽、ブロッコリースプラウトはAGEの生成を抑える成分、スルフタフファンが豊富

カモミールティーに含まれるカマメロサイドといぅポリフェノールも抗糖化に有用。

若々しさと健康を保つために、糖化を防ぐ食生活を始めてみよう。



しみ・しわ、人生の年輪とはいえ、できるなら少なくしたいですね

紫外線を避けることも大切ですが、食品の取り方にもコツがあります

笑いじわは素敵ですが、しみ・しわは少なく (^.^)


 

 

2017年11月1日水曜日

あきらめないことは大切だけれども、それを執着にはしない

医学博士、帯津良一氏の心に響く言葉より


がんの治療にこころの在り方がとても重要な意味をもっていることは、もう私にとっては確信となっています。

そして、こころの在り方のひとつである「あきらめない」気持ちは、間違いなくプラスに働きます。

ところが、あきらめない強い気持ちをもってがんに立ち向かっている人は経過がいいかといえば、決してそうとは限りません。


はてさて、これはどういうことか、私は迷路に迷い込んだような気持ちになってしまいました。

そんなとき、カール・サイモントン博士というがんの心理療法の大家が病院を訪問してくれました。

そして、患者さんのために、講演をしてくださることになったのです。


サイモントン博士が考案し、世界各国で指導してきたサイモントン療法という心理療法は、こころの治癒力を高めるとても有効な方法だと私も高く評価しています。

「がんという病気を乗り越えるには、絶対に治っていくという信念がないとダメです」

と、博士は患者さんにやさしい笑顔を交えて話しかけました。

つまり、あきらめない気持ちです。

しかし、ここで話が終わってしまえば、私にとっては、肩透かしを食らったようなものです。

その先を私は知りたいのです。


博士は、私の期待にこたえてくれました。

「でも、この信念が強すぎると、執着となって良くないのです」

なるほど、です。

諦めない気持ちと執着か。

何か光が見えてきた気がしました。

しかし、あきらめない気持ちと執着とは、どこで線引きしたらいいのでしょうか。

私がそう思っていると、ひとりの患者さんが手を挙げました。


「どこまでが信念で、どこから先が執着ですか?」

私はにんまりしました。

さて、サイモントン博士はどう答えるのか。

何ともスリルのあるやり取りです。


博士はこう答えました。

「治るんだという気持ちはいくら強くてもいいでしょう。でも、その脇の方でいいですから、いつでも死ねるという気持ちを持ってほしいのです」

患者さんの中からは、「そんなことはできません」という声も上がりましたが、私は100点満点の答えだと感心しました。


できるかどうかはともかく、あきらめない気持ちの脇に、いつでも死ねるという覚悟を決めることは、甘い食べ物に塩をひとつまみ加えることで甘みが増すようなもので、生命力をアップさせるのかもしれません。

あきらめないことは大切だけれども、それを執着にはしない。

この塩梅(あんばい)が生命力の鍵を握っているようです。



常日頃お客様とお会いして思うのは、あまり“健康”というものに意識が強すぎると
病気を近づけてしまうような気がしています。

その裏に、健康を失うことへの恐れが見え隠れする・・

きちんとケアするけど、あとはケセラセラ・・という人のほうが、
実際にはいつまでも元気でいらっしゃいます。

何ことも過ぎたるは・・でしょうか。

2017年10月1日日曜日

命の回数券の“テロメア”って何?


生物の遺伝情報が収納されている染色体DNAの両端はテロメアと呼ばれ、染色体を保護する役割を担っています。

細胞が分裂するたびにテロメアDNAは少しずつ短くなり、ある一定の長さいかになると、細胞は分裂を止めます。
 
細胞分裂の回数には限りあるため、テロメアは命の回数券とも呼ばれています。

細胞に酸化ストレスや有害物質が作用するとテロメアが短くなり、こうした病気にかかりやすくなります。

睡眠に関しては、毎日5~6時間しか眠っていない高齢者のテロメアは短い傾向があるが、7時間以上睡眠をとっている高齢者の場合は、中年の人と同じかそれ以上の長さ・・



人間の寿命は、最大で120年くらいといわれています。

それはテロミアという遺伝子のコピーの分裂が、回数を重ねるごとに短くなり、細胞分裂を止めるためです。

ストレスやたばこ、暴飲暴食などは、その働きを縮めます。

よく笑うことや適度な運動は、働きを良くしてくれます。

昔から先人が言ってきてことが、科学的に実証されていますね。



 

2017年8月1日火曜日

スポーツドリンクと経口補水液はどうちがうのか


思いっきり夏本番ですが、スポーツドリンクと経口補水液の違いについて載せてみました。

                 日経新聞6月度内容から
スポーツドリンク

汗をかいて失った塩分と糖分を一緒に取ると、体への水分の吸収を促すため、下痢や発熱で脱水症状になったときに医師がスポーツドリンクを勧めることもある

糖分が多め

多くは体液と同じ浸透圧

運動前や運動中に

経口補水液

経口補水液は脱水時の水分補給を目的に、塩分と糖分の濃度を調整したイオン飲料

薬局やドラッグストアで手に入る

糖分が2%前後と、スポーツドリンク(約5%)より低いのが特徴で、脱水状態ではない人が飲むと、塩っぱく感じることがある。発熱や下痢、嘔吐(おうと)などで脱水になったときの一時的な飲み物として活用したい

脱水症状が改善したら飲むのはやめよう

塩分と糖分の濃度を調整した飲み物

浸透圧は体液より低め

熱中症の時の脱水対策に

日常の水分補給には

水・麦茶
 
 
 
解説すると、経口補水液はスポーツドリンクの約4倍の濃さがあります。
 
スポーツの時に水分・ミネラル補給には経口補水液は“濃すぎます”
 
熱中症などの脱水症状の時にはスポーツドリンクは“薄すぎます”
 
それぞれに特徴がありますので、上手に使いたいですね (^^♪

 

2017年7月1日土曜日

「何歳からでも脳は活性化する」

                          NHKきょうの健康から
 
 
年齢とともに物忘れが多くなると、認知症への不安が頭をもたげてきます。

しかし最新の研究で、運動によって脳を活性化し、認知機能を向上させられることがわかってきました。

脳の活性化でポイントとなるのは、「海馬」と「前頭前野」です。海馬は、記憶や学習機能をつかさどります。

前頭前野は、注意や判断といった実行機能をつかさどります

例えば横断歩道を歩行中に、過って車が突っ込んできた場合、瞬時に危険を察知して逃げる、といった行動は、前頭前野の働きです。

これらの機能は、加齢とともに衰え、例えば海馬では、何もしなければ年間1~2%の割合で体積が縮小するといわれています
 
しかし近年、海馬の神経の「可塑性(かそせい)」に研究者の注目が集まっています。
海馬には、情報を伝達する神経が網の目のように張り巡らされていますが、情報が速く伝達するように網目が組み変わることがわかったのです。

また、海馬の「歯状回(しじょうかい)」という部分の神経細胞も注目されています。
基本的に、神経細胞は傷ついたり死んだりして減るばかりですが、歯状回の神経細胞は新たに生まれる(新生)のです。

海馬の可塑性や神経細胞の新生により、年をとっても記憶力や判断力を改善することは可能です。
 
 
それが「運動」なのです。高齢者でも持久運動を数か月間行うと、海馬の体積が約2%増加し、記憶力のテストで成績が上がることがわかっています。

ただ、運動と聞いた瞬間、「嫌だ」と拒否反応を示す人や、病気があって難しい人もいるでしょう。しかし朗報があります

ヨガや太極拳などの「軽い運動」、脈拍でいえば1分間に90100回レベルの運動でも、海馬は十分活性化するのではないかという研究成果が報告されたのです。

私たちの研究室では、最新鋭の測定装置を使い、ネズミと人で脳の活性化する場所を特定しながら、運動実験を行っています

この実験で、ネズミに軽い運動をさせると海馬の体積は増加しました

人の海馬に関しても、現在研究が進んでいます。

一方の前頭前野に関しては、人でも結果が出ています

軽い運動を1日にたった10分間行うだけで、実行機能を担う前頭前野の「背外側部」という部分の血流量が増加し、テストに対する反応が速くなったのです。

さらに実験結果を細かく見ていくなかで、興味深いことがわかりました

若い人が素早く対応するテストに、時間はかかるものの対応できていた高齢者は、若い人が左右の脳の片方だけを使っているところを、両方の脳を使っていました

これは、若いころは片方の脳でやっていたことを、もう片方の脳がバックアップ(支援)にまわり、

両方の脳で対応していたからでした。

こうした脳のバックアップ機能を「認知予備力」といいます

認知予備力によって、高齢になってもテストに対応することができたのです

長く勉強を続けてきた人、読書やレジャー活動、運動を行う習慣がある人は、この能力が高いことがわかってきました

最後に付け加えると、運動をする際、楽しんで行うことが大切です

「医師に言われたから、しかたなくやる」のではなく、自分が楽しめる運動に取り組んでください

ネズミを使った研究でも、ストレスなく運動したほうが、海馬の神経がより増えるという結果が出ています。
 
 
 
 
 
少し前までは、脳細胞は大人になってからは1日10万個もの細胞が死んで行って、減るだけだといわれていました。
 
今では、年を重ねてからも増えているのが一致した見解になっています。
 
何事も“楽しく”続けることが大切ですね (^^♪
 
 

 

 

 

2017年6月1日木曜日

IPS細胞って何??


幹細胞

もともと体の中にあり、分裂して増殖しながら、ほかの種類の細胞を生み出すことのできる細胞です。

造血幹細胞、皮膚を作る(じょう)()細胞、神経を作る神経幹細胞など、さまざまな種類があります。

IPS細胞

日本語では、人工多様性幹細胞

多様性 血液の細胞や神経細胞をはじめ、あらゆる細胞になれる能力があります。

初期化

細胞に多様性を持たせるには、受精卵が分裂していく初期の段階の「(たい)(ばん)(ほう)」の状態まで戻す必要があります。

いわば、細胞を“初期化”する

特定の4種類の遺伝子を投入することで、細胞は初期化され、IPS細胞ができます。
 
こうしてできたIPS細胞に対して、それぞれ適切な物質を加えて刺激を与えると、増殖して血液の細胞や皮膚の細胞、神経細胞、心筋細胞などに誘導されていきます。
 
 
本当に山中教授の発見は、世紀の大発見です。
人間が人の体をつくることができる時代に・・
失われたから体を元に戻せる時代が、もうすぐやってきます。



2017年5月1日月曜日


食中毒予防を  各地で夏日が報告されて、ずいぶん熱くなってきました☀  
 
少し早いですが梅雨にむけて食虫毒予防を (^^♪ 
 
 
食中毒

 


12%
 
自家毒中毒····· 毒キノコやふぐの毒など

化学物質食中毒··· メタノールなど

細菌性食中毒···· 各種細菌やそこから出される毒素  90%以上

原因菌

サルモレラ菌、腸管出血性大腸菌、腸炎ビブリオ菌、ブドウ球菌、ボツリヌス菌毒素原性大腸菌、ノロウイルス、ウェルシュ菌、カンピロバクターなど

ブドウ球菌、ボツリヌス菌以外は食品を加熱すると死滅(75℃で1分間)します

腸管出血性大腸菌は牛肉からの感染がほとんど、カンピロバクターは鶏肉から

厚労省の調べでは市販の鶏肉の約20%、鶏ひき肉の35%からカンピロバクターが検出されたとの報告があり、生肉は細菌が付着していると考えて扱うこと

 

感染型······· サルモレラ菌のように摂取から症状が出るまでに68時間以上かかる

          抗生物質が効果がある

毒素型······· ボツリヌス菌のように摂取から数時間以内に激しい嘔吐を伴う

          人間は抵抗力を持たない 

症状

下痢、嘔吐、腹痛

カンピロバクターは下痢、嘔吐に加えて38℃くらいの発熱があるのが特徴

腸管出血性大腸菌は細菌の出す毒素によって腸管が侵されて出血するので、下痢に出血(血便)を伴い、腹痛が激しくなります

症状の激しい腹痛や水溶性の下痢、嘔吐などを繰り返す場合は食中毒の危険性があり医師の診断が必要

粘膜と血液が混じった下痢を繰り返す場合は潰瘍性大腸炎、大腸がん、大腸ポリープの危険性があるので早期に受診を

発症までに時間がかかるもの

カンピロバクター······ 17日後  (平均23)

腸管出血性大腸菌······ 114日後 (平均35)

対処法

すぐに受診

受診するまでに

吐いたものが気管に入らないように、安静にするときは横向きになる

水分補給をする、スポーツドリンクなどを飲むと良い

体の防御反応を守るため、自己判断で下痢止めや鎮痛剤を使用しない

予防の3原則

Ⅰ つけない

  生肉専用の箸を使う        まな板は肉用と野菜用に分けたほうが良い

  生肉を使った調理器具は消毒する  中性洗剤でよく洗い、熱湯や漂白剤で消毒する

 手を石鹸でよく洗う

Ⅱ 増やさない

  保存法に注意する

  生鮮食品は買い物の最後に購入し、帰宅後はすぐに冷蔵庫か冷凍庫に入れる

  解凍は常温ですると付着した細菌が増殖するため、冷蔵庫内で行う

Ⅲ やっつける

  食品の中心部が75℃以上になるように、しっかりと過熱する

  調理後に切ってみて、中まで火が通っているかを確認するとよい

  冷凍した肉は火が通るまでに時間がかかるのを考慮しておく  
 
 
自分の体を守る一番の主治医は自分自身です。ちょっとしたことを大切に✿