2019年12月29日日曜日

インフルエンザ予防の意外な盲点とは

今年は、いち早くインフルエンザが流行しています。

インフルエンザ予防には、“ウイルス”に接触しないのが一番の予防ですが、生活するにあたり、そういうわけにもいきません。

日本では、かぜ予防に、“うがい、手洗い”が2点セットされていますが、欧米では、うがいはもちろん有効ではありますが、かぜ予防には推奨されていません。

ウイルスが、のどの粘膜につくと、15分くらいで中に侵入するとされていますので、10分おきにうがいをすれば予防にはなりますが、現実的には不可能です。

ただ、目の前にせき込んでいる人がいた場合は、そのあとに水を飲むだけでも予防になります

のどから胃に落としてしまえば、胃液で全滅してしまいます。 

手洗いは、非常に有効な予防になります。

かぜだけではなく、すべての感染症の予防にもなります
  (ノロウイルスも、消毒液では死にませんが、洗い落とすことで感染予防になります)

ウイルスは、皮膚についても侵入することは難しいので、粘膜から侵入します。

鼻やのどの粘膜から侵入しますが、意外なところでは、目からも侵入します。

目も常に外に出ている粘膜なので、かぜ予防には、顔周辺にあまり手を伸ばさないことが予防になります

インフルエンザワクチンは、“かからないため”ではなく、“重症化を防ぐため”のものです

ある意味、かかっても動けるので、周りに感染を広げてします可能性もあるため、マスクなどの他の人への感染予防が大切ですね。

これからの寒い時期も、お元気で。 (^.^)

2019年12月1日日曜日

ヒートショックで亡くなる方は、交通事故で亡くなる方の何倍あるのか

12月になり、朝晩が冷え込む季節になってきました。

最近はヒートショックという言葉が知られるようになりました。

寒い脱衣所で着替えをし、風呂でああたまり、また寒いところに出ると、血圧の急激な変化で、倒れてしまう方が出てしまいます。

そのために亡くなる方は、交通事故で亡くなる方の約3倍にもなります。

こういった現象は、海外では意外と少ないようです。

日本のように湯船につかる習慣がある地域は意外と少なく、シャワーなどが多いため、血圧の変動が少ないためです。

脱衣所なども、温めておくことも役に立ちますね。

お風呂の中で亡くなる方も多くあります。

湯船につかると、全身の血管が開き、血流が良くなることで、脳への血流が一時的に減ることで、ご年配の方などは、頭がボーとしてしまい、そのまま・・ということもあります。

どちらも、急激な変化が、命取りになります。

これから寒い時期に向けて、ご用心を
 
兵庫県加古川市で1時間健康に関するお話をさせていただきました。
出席いただいた方に、心から感謝を申し上げます。