危惧されているとの報道がさかんにされています
麻疹(はしか)
麻疹ウイルスで起こる感染症
感染
生後半年~2才までに多く、日本人の95%がかかります
免疫がない人が感染するとほぼ100%発症する
感染力は非常に強く、免疫のない集団に1人の発症者がいると12~14人が感染するとされています (インフルエンザでは1~2人)
感染経路
飛沫感染、接触感染、空気感染
潜伏期間
10~12日の潜伏期間を経て発症
症状
38度前後の発熱、せき、鼻水、結膜充血、数日後に頬の内側に白い斑点、さらに1~2日で頭部から全身に赤い発疹が広がる
発疹は皮膚から盛り上がり、複数がくっついた形になるのが特徴
ワクチン
ワクチンは摂取後徐々に効果が落ちる(約10年)が、予防接種の普及で流行が少なくなり、効果が切れるまでに接触する機会(免疫の強化)が減り効果が切れてしまう
合併症
大人が罹ると重症化する 現在も毎年数百人が合併症を起こし死亡している
免疫系の中心のリンパ球などで主に増殖するため、一時的な免疫不全になり、肺炎や脳炎などの重い合併症で死亡したり、麻痺などの神経系に重い後遺症が残ることがあります
大人は高熱・ひどい咳に加え約30%に合併症が起こり、気管支炎、肺炎、肝障害
まれに脳炎を起こしたり、妊娠中の女性では早産や流産の危険もあります
診断
大人では、はしかとの診断がつきにくい
小児科医ではない内科の医師ではカゼに似た症状のため、診断が難しい
発熱の数日後に発疹が出るため、その間に服用した市販薬が原因と思い込む場合もあります
発症期間
例年4~6月に流行が多く発生するが、危険性は1年中あります
ワクチンでまれにその病気にかかることもありますが、確立を考えると
圧倒的にしていないほうが、リスクが高くなります
上手に予防に使うのが賢明だともいえます