2020年12月27日日曜日

がんになった場合の5年後生存率、10年後生存率は

現在日本では男性は生涯のうちに3人に2人、女性は2人に1人が、がんにかかっています。 それだけ長寿社会になったともいえます。 では、その後の生存率は・・? 国がん研究班 国立がん研究センターの研究班は11月19日、全国がんセンター協議会に加盟する32施設での診断 治療症例について部位別5年生存率、10年十存率のデータを更新し、同協議会のホームページに公表しました。 2010~12年の全部位全臨床病期の5年相対生存率は68.6% 5年相対生存率 前立腺、100%、乳がん(女性)、93.6%、甲状腺、92.6%、胆のう・胆管、28.9%、膵臓、11.1% 10年相対生存率は58.3% 前立腺、98.8%、乳がん(女性)、86.8%、甲状腺、85.7%、胆のう・胆管、19.1%、膵臓、6.2% 部位によっても違いがありますが、その多くは“治る”時代になってきています。 まずかからないようにリスクを減らすことが一番ですが、早期発見・早期治療が本当に大切です。

2020年11月1日日曜日

“血液サラサラ”の薬は、本当に血液がサラサラになるのか?

今、多くの人が血栓症にかかる時代になり、“血液サラサラ”といわれる薬を処方されています。 患者数はがん患者などよりも、多くなっています。 (死亡者はがん患者よりも少ない) 血栓症の薬は大きく分けて2つの種類があり、血小板の働きを抑える薬と、血液凝固にかかわるビタミンKの働きを抑える薬があります。 結論から言えば、血液がきれいになる薬ではまったくありません。 血栓を“つくらない”薬を服用すると、血栓症のリスクは半分ほどに減りますが、出血のリスクが約2倍に増えるとも言われます。 総体的に、亡くなる方が減少はしますが、脳出血のリスクが増えてしまう薬を、“血液サラサラ”と出されていることに、強い違和感を感じます ただ医者が「この薬はあなたの脳こうそくや心筋梗塞のリスクを半分ほどにできます 副作用は、脳出血のリスクが増えてしまいます」・・ では、なかなか服用されないのではとも思います。 それでも、とっても良い薬としてのイメージを持たせて出されているのはどうなのか。 まずは「生活習慣」の改善から・・ 今は血栓を「溶かす」市販薬もありますので、そういった薬を使用するのも良い方法です。

2020年10月1日木曜日

手の水洗いで、ウイルスは除去できるのか?

コロナウイルスが猛威を振るう中、手洗いが推奨されています。 各施設では、洗浄液が用意されています。 では、水洗いでは効果がないのか? 流水で15秒手を洗うと、ウイルスは100分の1に減ります。 このくらいに減らせれば、感染予防にかなり効果があります。 これが、同じ15秒で石鹸で手を洗うと、さらに100分の1の、1万分の1に減少します。 これだけになれば、ほぼ感染予防になっていきます。 さらに、30秒であれば、その10分の1、10万分の1になります。 この時点で、感染することは、ほぼありません。 石鹸で、30秒手を洗いましょうとは、ここからきています。 それでも、30秒手を洗い続けるのは大変です。 (+_+) 手の汚れの約8割は指先についています。 爪の中まできっちりと洗うことで、15秒でもきちんとした効果が期待できます。

2020年8月1日土曜日

座りすぎると、がんになる!

日経新聞 「がん社会を診る」から

欧米の調査では、長く座っていると、がんが増えるだけでなく、死亡率そのものが高まることが分かっています。

1日に座っている時間が4時間未満の成人と比べ、11時間以上座っている人は死亡リスクが40%も高まるとされています

オーストラリアなどの研究では、日本人が平日に座っている時間は17時間と、調査対象の20ヵ国中、最長でした。

日本でも、仕事中に長時間座っていると、発がんが増えるという研究結果が出ています。

国立がん研究センターの研究グループは、5074歳の約33000人を追跡調査した結果、座ったまま仕事をすることが多い男性では膵臓がんが、女性では肺がんが有意に増加することが確認されました。

運動をしても、座っている時間が長いと、がんが増え、死亡率も高くなるというデータがあります。

座っていることのリスクは運動不足だけでは説明できそうもありません。

「座りすぎ」と「運動不足」は別の問題と考えたほうが良さそうです。

長時間、脚を動かさずに同じ姿勢のままでいること自体が健康によくない可能性があります。

おススメなのが、「貧乏ゆすり」です。

ネーミングが悪い。「健康ゆすり」と呼び名を変えてほしいと思います。

がんで亡くなった268人を、座る時間の長さで比較したところ、最も長いグループは最も短いグループに比べて82%も死亡リスクが高いことが分かりました。

この研究では、座っている時間30分をウォーキングなど軽度な運動にあてることで、発がんリスクを8%下げることができるとしています。

さらに、中度の運動に置き換えれば3%ものリスク低下につながるといいます。

座りすぎはがんを増やすだけでなく、心にも悪影響を与えます。

1日12時間以上座っている人は、6時間未満の人と比べて、メンタルヘルスの悪い人が約3倍も多いという調査もあります。
 
 
座っている時間が長くなると、腰が痛くなりますね。
 
それだけではなく、心や体にも影響が・・
 
事務職の方では、仕事中はほぼ座ったまま仕事をしているということも多いと思います。
 
1時間仕事をしたら、少し休憩時間を入れて体を動かすだけでも、心身ともにリフレッシュできますね。

 

 

2020年7月1日水曜日

高気圧・低気圧とは何が違うのか?

本格的に暑くなり、現在は梅雨の真っただ中です。

これからの夏は「低気圧」になっています。

反対に冬は「高気圧」になります。

低気圧と高気圧の簡単な違いは、「空気の密度」のちがいです。

低気圧は、空気が少し薄い状態です。

ゆえに、頭がすこしボー・・とした状態になりやすいですね。

高気圧は空気がギュと詰まったような状態になります。

冬の朝などは、体がキュとしまって、意識もしゃんとします。

夏は副交感神経に傾きがちになり、なんとなくだるくなりがちに。

冬は交感神経にむかいがちになります。

これから、少し体の疲れやすい季節・・

特にマスクをしていると、さらに息苦しさも感じやすくなります。

上手に使用することも必要ですね。

2020年6月1日月曜日

介護になる原因は2つです。

だれもが命のある間は健康でいたいと思うは同じです。

遺伝子に組み込まれていますので、人に限らず動物すべてが生存の欲求を持っています。

ただ現実は健康寿命とも言われ、男性で約8年、女性で約11年もの期間を人に手を借りる期間を持っています(支援・介護)

介護を受ける理由は、
男性で
脳卒中23.0%、認知症15.1%、衰弱10.6%、骨折・転倒7.1%、心疾患5.1%、関節疾患5.4%、その他33.4%

女性で
認知症20.5%、衰弱15.4%、骨折・転倒15.2%、関節疾患12.6%、脳卒中11.2%、心疾患4.3%、その他20.8%

これをまとめると、男性では脳関係(脳卒中・認知症)で38.1%、関節関係(骨折・転倒・関節疾患)12.5% 合計50.6%

女性では脳関係(脳卒中・認知症)で31.7%、関節関係(骨折・転倒・関節疾患)27.8% 合計59.6%

その他の男性の33.4%や女性の20.8%を省くと、脳と間接以外の原因はあまりなくなっています。

元気で生きるためには、“頭と関節”を普段から意識して使うことがとっても大切になってきます。

2020年5月1日金曜日

ウイルスは生き物ではない!

コロナウイルスの影響が世界中で大きく出ています。

以前に自分のブログ内容で出したものを、ここに改めて掲載させていただきました。
 
 
 
ウイルスとは一体何か


は生きていますがウイルスは、“生き物ではない”というのが、現在の定義になっています。

現存していて増えているのに、生き物ではないとは、いったいどういう存在なのでしょうか。

“菌”は、自分で分裂して増えることができます。

“ウイルス”は、空気中・水中で生きられなく、他の動物の細胞内でしか生きることができません(寄生)

本来弱いものです。

 “菌”は、どこでも生きられます。

人間に付着して人が死んでも、そのまま生きることができますが、“ウイルス”は人が死ぬと同じように死んでしまいます。

人間が生まれる前ずっと以前からウイルスは地球上に存在しています。

“ウイルス”がなぜ撲滅できないかは、“形を変える”からです。

“ウイルス”という標的を定めた時点で、形を変えて狙いを避けるように働きます。

専門的に言えば、“ウイルス”は“DNA(核 = 遺伝の情報をもった物質)”がありません。

DNAがないので、いくらでも変化をすることができます。

ウイルスは宿主を殺さない → 死ぬのは肺炎で死んでしまいます。

ウイルスは、呼吸器か消化器を狙います。

ウイルス①動物ウイルス RNAがほとんど ②植物ウイルス ③細菌ウイルス

温度30℃、湿度60%で活動停止 人と細胞膜がほとんど同じなので侵入しやすい。

インフルエンザ(RNAウイルス) → 変異してしまいます。

RNA(酸素がある、参加しやすい、変化しやすい)  DNA(酸素がない)  

人のDNAを追い出す  人のATPを利用して子孫を作る

            細胞が死ぬと他に移動する

ウイルスの壁は人の細胞膜とほとんど同じで、そのまま入ることが出来ます。

スペイン風邪 4000万人死亡 致死率 2%

ウイルスによる肺炎は、抗生物質は効果がありません。

RNAウイルス  酸化する(酸素がついている) 不安定 変異したものを作ることがある。 

DNAウイルス  酸素をとった   進化 45億年

ウイルスを殺す薬はない  細胞の中に入っている  細胞も殺さなければ成らない

鳥インフルエンザは全ての臓器を繁殖 多臓器不全(出血)  

H5N1  H5(臓器に入る)  H13N12、抗体がある

致死率 61.5% 宿主を殺してしまう 次の宿主を得ることの出来る環境(鳩舎)があったためと言われています。

 

2020年3月1日日曜日

ウイルスと菌とはどうちがうのか?

コロナウイルスが猛威を振るっています。

ウイルスと菌はどうちがうのか。

“菌”は生きています。

“ウイルス”は、生き物ではないというのが、現在の定義になっています。

現存していて増えているのに、「生き物ではない」とは、いったいどういう存在なのでしょうか。

“菌”は、自分で増えることができます。

“ウイルス”は、他の動物に寄生してしか生きることができません。

“菌”は、人間に付着して人が死んでも、そのまま生きることができますが、“ウイルス”は人が死ぬと他の人に寄生しなければ同じように死んでしまいます。

人間が生まれる前ずっと以前からウイルスは地球上に存在しています。

“ウイルス”がなぜ撲滅できないかは、“形を変える”からです。

“ウイルス”という標的を定めた時点で、形を変えて狙いを避けるように働きます。

専門的に言えば、“ウイルス”は“DNA(核)”がありません。

DNAがないので、いくらでも変化をすることができます。

ただ、せっけんで手を洗うと、ウイルスの膜を壊すことができますので、手に付着したウイルスを殺すことができます。

手洗いは、非常に有効な予防法になります。

 

カゼの症状はウイルスの種類が違う 主に鼻とのどに感染する 場所が限定

 

鼻かぜ······· ライノ(鼻かぜの50%) 春・秋に多い →  ティシュのいるカゼ

    コロナウイルス(カゼ、鼻かぜの20%)

 

ゲリ········ ロタウイルス (子供、老人、抵抗力のない人に多い脱水症状も)

 

のど········ ライノウイルス エコ- アデノウイルス(一年中)  アデノ・・「のど」

  エンテロウイルス  エンテロ・・「腸」 下痢や腹痛を伴うことも多い

 

咳が止まらない··· マイコ・プラズマ 肺炎 オリンピックの年に流行

 

気管支炎······ RSウイルス(乳児の肺炎の原因にもなる)

 

気管支炎、肺炎··· クラジミヤ

 

異型肺炎······ マイコプラズマ

 

夏カゼ······· エンテロウイルス系  エンテロ・・「腸」 湿度を好む

 

ウイルスと細菌の違い

 

ウイルス······ 自分の力で増えることができず生きている細胞内で増殖する 

          空気中や土壌中などの細胞外では増殖しない 

          約100nm 12/1万㎜

 

細菌········ 自ら分裂して増えることができる 気管支炎、肺炎、扁桃炎 

          約10um 1/100

     

一つのウイルスでも数十種類の型がある

ワクチンは形を覚えている → 一度引くと二度と同じ型にかからない

ウイルスの大きさ     → 1㎜に1万個並ぶ  1/1万分

リンパ球普段は大腸菌を見ている  ウイルスは最初は小さくて見付けられない

中心に核酸(遺伝の情報をもった物質)があり、その周りをタンパク質の殻で覆われた形

空気中・水中で生きられない(寄生) → 本来弱いもの  細菌はどこでも生きられる

ウイルスは空気中では生きられない(細菌感染) → 寄生虫(生き物の中で)

冬にカゼがはやる  15℃以下で活発に動く  25度以上は3~5分で死ぬ  

寒い、乾燥している → 空気中に漂う時間が長くなり、長生きできる  

免疫力・抵抗力低下 →  ストレスに抵抗するために防衛力が消費される

へんとう・気管支が弱い →  その部分に細菌の数が多い

夏カゼウイルス 

 

夏はストレスが多い体力の消費暑さ、強い光線・・・

細菌(自分が持っている菌)感染  自分が持っている菌が増えることによってカゼに

体調・抵抗力・免疫力の低下 →  体を休める ムリをしない

抗生物質がよく効く  冬のカゼ →  あまり効かない(外からくるウイルスによってカゼに)

抗生物質は病原菌で免疫力が落ちたときに自分の持っている菌が増える  日和見感染

病院薬 カゼ薬+抗生物質  細菌に効果

(湿気が好き)

 

2020年2月1日土曜日

冬に血圧を上げないようにするための工夫は

多くの方が、冬は血圧が上がり気味になります。

人間(に限らず、すべてのものですが)は、自分の体を守るように体が作られています。

気温が下がり、体より外の温度が下がると、大事な臓器を守るために(脳と心臓を守るために)、末端の血管を収縮します。

足先や手足が冷えるのは、心臓から遠いために、血液が届きにくいからです。
  (冷え性の方も、胸が冷え性は聞かれたことがないと思います)

血圧は、心臓よりも上にある脳に血を押し上げるために高くなっています。
  (犬などの四足動物は、心臓と脳が平行なので、血圧は低いです)

冬などの寒い日には、首が冷えると首筋の血管が収縮し、脳に血を送るために血圧が急激に上がりやすくなります。

まだ寒い時期が続きます。

外出される際は、マフラーなどで首筋を温めると血圧の急上昇を防ぐことにもつながります。

体は冷えても、心はあたたかく。 (^_^)