2013年12月28日土曜日

“痛み”とは、人になにを教えているのでしょうか

痛いって辛いですね

歯が痛い、ひざが痛い、けがしたところが痛い、腰が痛い、肩が痛い・・

できれば、痛みはないほうがいい

 
いったい、何のために痛みはあるのでしょうか

 
人が生まれて、数十万年(らしいですが・・)の歴史がありますが、

そのうち、人らしい人格を持つようになって、まだ数千年・・

体は、以前の動物そのものの体のままです

動物にとって一番大切なことは、自分の命を守り、子孫を残すこと

そのために、“危険”なものに触れた時に“痛み”として記憶することで、自分の身を守るために備わっているものだと考えられています

“痛いっ”と感じることで、これは自分には良くない状態なのだな・・と認識させることで、方向転換を促すサインになlり、生き残るための本能としてインプットされます

年末年始の時期に飲み過ぎて胃が痛かったら・・  
修正しなさいとの、体からのサインですね

2013年12月1日日曜日

正しくかぜを治そう

                                                 家庭薬新聞社  すこやか通信から

 「間違い」を正して適切な処置を

世界には2人の名医がいる。食欲不振と発熱だ

食欲不振と発熱も「体が自ら治そうとする働き」

厚着をして布団や毛布をたくさんかぶって汗をかくのが良い → ×

発熱のときは熱を発散させることが大切なので、薄着であるほうが効果的

発熱して暑いと感じるときに布団や毛布をたくさんかけると熱がこもってしまい、余計に体力を消耗してしまうことになります

ただし寒いと感じるときは温めることが大切

おでこに水枕 → △

おでこを冷やしても熱は下がらない

効率的に熱を下げたいときは、後頭部・脇の下・内またなど、太い血管が通る箇所を冷やすと良い

ただし高熱の時には寒さを感じているので、冷やすことで余計に寒く感じてしまうので注意が必要

食欲がない時の食事 → △

かぜの時には栄養の吸収が悪くなるため、消化吸収がよくなる食べ物をとるようにする

入浴 → △

熱がなく、ある程度元気がある 熱があっても1日平均で37.5℃以下

であれば、体がさっぱりする・温かく休めるなどの利点もあり、入浴も効果的です

 

かぜの対処は、王道は変わらないですね

休養、栄養、保温

温かくして、栄養を取って、ゆっくり休む・・

今年は寒くなりそうなので、お気を付けを

2013年11月1日金曜日

血糖値と間食の大きな関係


3時のおやつ  10時のおやつ  ・・・

幼稚園の頃はとっても楽しみにしていました

体がどんどん大きくなっているときには、栄養的にも必要だったと思います

ただ、現在の大人の日本人の食生活では環境が違ってきています

特に糖尿病が国民病となっています

食べる量が多くても13食ならA1Cは上がりにくい

だらだら食べていると血糖値が高い状態が続き、高くなりやすいです

血糖値が下がりきらないうちに食べると、そこを基点として血糖が上がり始めるので高血糖への道まっしぐらになってしまいます

たとえて言えば、食事をして血糖値が上昇して2時間後に山の頂上に到達するのですが、

そこで間食をすると、血糖値が下がらないだけではなく、その地点からさらに上昇してしまいます

血糖値は、山の頂上をさらに上に上に上がることになってしまいます

 

 

 

 

 

2013年10月1日火曜日

日本は食品添加物世界一の接種


一般的な日本人は1日に「天然には存在しない食品添加物」を0.1

「天然にも存在する食品添加物」を3.2g 合計3.3g摂取していると推定されています

 
食品添加物のうち、天然物そのままあるいは分解したものから取り出したものが既存添加物(天然化合物) 450種類

化学的な方法を使って作られたものが指定(合成)添加物 360種類

810種類 世界一  アメリカ140種類 イギリス14種類

 
現在日本で使用されている添加物は4つに分類されます

                     

 
 
指定添加物 (345)
有効性・安全性が確認され厚生労働大臣が指定
既存添加物 (488)
天然の原料からつくられ、長年使われてきたもの
天然原料
動植物から得られ、着香の目的で使用
一般飲食物
本来食品であるが、添加物として使用されるもの

 
商品パッケージ表示では、容量の多いものから順に記載されています

安全な摂取量は、動物実験を踏まえて決められています

動物が一生毎日食べても有害な影響が見られない最大摂取量(体重一kg当たり)を定めその1/100の量を安全な量として、これを超えない範囲で使用基準が決められている

 
発がん性の危険性が明らかになり、2004年天然色素・アカネ色素の使用が禁止されました

複数の添加物が使用された際のリスクは明らかになっていません

2006年アスコルビン酸と安息香酸が反応して発がん性のあるベンゼンが発生することがわかり製品回収が行われています

 添加物の種類と役割

 

用途名
役割
代表的物質
甘味料
食品に甘みを加える
キシリトールなど
着色料
着色し、色を整える
クチナシ黄色素など
保存料
カビや細菌を押さえ
保存性を高める
ソルビン酸など
 
増粘剤、安定剤、ゲル化剤
滑らかさや粘り気を与え
安定性を増す
ペクチンなど
 
酸化防止剤
油脂などの酸化を防ぐ
ビタミンEなど
発色剤
ハムなどの色や風味の改善
亜硝酸ナトリウムなど
漂白剤
白くきれいにする
亜硝酸ナトリウムなど
防カビ剤
カビの発生防止
ジフェニールなど

 

いゃーーーー  分かっちゃいるけど・・・・

コンビニの弁当の裏を見てみると、これ絶対続けたら体おかしくなるなー

でも今の時代に全てを取り除くことは不可能です

自分に必要なものを取り入れるという形で・・・

2013年9月1日日曜日

ロコモって何・・?

今ではメタボという言葉は、多くの人が知る言葉になりました

メタボ(メタボリックシンドローム)

内臓脂肪が、血圧や動脈硬化、糖尿病など様々な病気の誘因になるというものです

この言葉は厚生労働省が国民の健康維持に広めた言葉ですが、その第二弾として、ロコモ(ロコモティブシンドローム)・運動器症候群が、取り上げらけれています

厚生労働省は現在の認知度17.3%から80%まで引き上げるという目標を立てています。

 
ロコモティブシンドローム

運動器の障害により、「要介護」になるリスクの高い状態になること

運動器(骨、関節、筋肉、靭帯、神経)は連携しているので、この中の1つでも衰えると、すべてに支障をきたしてしまいます

推定患者数

4,700万人 (男性2,100万人、女性2,600万人)

運動器

骨、筋肉、関節、靭帯、神経など運動にかかわる器官や組織の総称

この中で一つでも機能が衰えると「体を動かす」行為が支障をきたします

原因

加齢と、疾患(変形性膝関節症、骨粗しょう症、若いころからの運動不足や食生活の乱れ

7つのロコモチェック

Ⅰ 片足立ちで靴下がはけない

Ⅱ 家の中でつまずいたり、滑ったりする

Ⅲ 階段を上るのに手すりが必要

Ⅳ 横断歩道を青信号で渡り切れない

Ⅴ 15分くらい続けて歩けない

Ⅵ 2㎏程度の買い物(1ℓの牛乳パック2個程度)をして持ち帰るのが困難

Ⅶ 家のやや重い仕事が困難(掃除機の使用、布団の上げ下ろし)

2013年8月1日木曜日

はしか(麻疹)に注意

以前から若い人にはしか(麻疹)ワクチンの接種がなく、
危惧されているとの報道がさかんにされています

麻疹(はしか)
 
麻疹ウイルスで起こる感染症

感染

生後半年~2才までに多く、日本人の95%がかかります

免疫がない人が感染するとほぼ100%発症する

感染力は非常に強く、免疫のない集団に1人の発症者がいると1214人が感染するとされています (インフルエンザでは12)

感染経路

飛沫感染、接触感染、空気感染

潜伏期間

1012日の潜伏期間を経て発症

症状

38度前後の発熱、せき、鼻水、結膜充血、数日後に頬の内側に白い斑点、さらに12日で頭部から全身に赤い発疹が広がる

発疹は皮膚から盛り上がり、複数がくっついた形になるのが特徴

ワクチン

ワクチンは摂取後徐々に効果が落ちる(10)が、予防接種の普及で流行が少なくなり、効果が切れるまでに接触する機会(免疫の強化)が減り効果が切れてしまう

合併症

大人が罹ると重症化する  現在も毎年数百人が合併症を起こし死亡している

免疫系の中心のリンパ球などで主に増殖するため、一時的な免疫不全になり、肺炎や脳炎などの重い合併症で死亡したり、麻痺などの神経系に重い後遺症が残ることがあります

大人は高熱・ひどい咳に加え約30%に合併症が起こり、気管支炎、肺炎、肝障害

まれに脳炎を起こしたり、妊娠中の女性では早産や流産の危険もあります

診断

大人では、はしかとの診断がつきにくい

小児科医ではない内科の医師ではカゼに似た症状のため、診断が難しい

発熱の数日後に発疹が出るため、その間に服用した市販薬が原因と思い込む場合もあります

発症期間

例年46月に流行が多く発生するが、危険性は1年中あります
 
 
ワクチンでまれにその病気にかかることもありますが、確立を考えると
圧倒的にしていないほうが、リスクが高くなります
上手に予防に使うのが賢明だともいえます

2013年7月1日月曜日

コラーゲンのウソ・ホント

お肌の曲がり角は、25才とも言われています。

その理由は、いろいろあると思いますがコラーゲンの変化も大きく関係しています。

 
コラーゲンの誤解

コラーゲンはほとんど食事からとれていない  骨、スジ、皮、モツ(内臓)に多い
(無い → 卵、牛乳、植物食品  少ない → 肉、魚)
 
食事からのコラーゲンは、体内でコラーゲン以外にはなりません
非コラーゲンは、非コラーゲンとコラーゲンに両方合成されます

コラーゲン(タンパク質の一種)は、20才くらいまでは、魚や肉などのタンパク質をとってもコラーゲンになります。


それ以降は、コラーゲンをとらないと、体のコラーゲンにならなくなってきて、不足しがちになってきます。

それに加え、コラーゲンを作り出す能力(能力動物のコラーゲン → 人のコラーゲンに変える能力)20才から急減し40才で合成能力(変換能力)が半分になってしまいます。

 
市販ではコラーゲン10000㎎配合などと量が言われていますが、とてつもない量を一気にとったところで体として受け入れられるはずはありません。  (メーカーのアピールです)
手羽先100本分をいっぺんに食べたとして、キチンと体に作り替えられるのかと考えると
すぐ答えが出ます


量の摂りすぎは良くありません  食べすぎと同じ  
 
使われないもの(合成されない)は皮下脂肪になってしまいます。
毎日少しずつ摂るのが効果的です。

多く取ると体内のコラーゲン合成が落ちます。
量・吸収よりも合成が大事です。 

合成能力が落ちると分解を控えるようになり、古いコラーゲンが残るようになります

細胞の老廃物が残るようになり、血管の柔軟性が失われ間接を老化し、骨の組織がもろくなっていく

 
コラーゲンⅠ型は皮膚、Ⅱ型は膝ということで売られていますが、Ⅱ型コラーゲンを摂ったからといって、体のⅡ型になるということとは関係ありません  (これもメーカーの戦略です)

 
女性に  ☆肌を引っ張るとコラーゲンの状態がすぐ分かります

     すぐに戻ると若い シワになったりすぐ戻らないと(弾力がない)老化している

     薄い → コラーゲンが少ない(分解してしまっている)

しわ   新陳代謝が遅くなり古いコラーゲン残り組織が萎縮する

     肌の弾力を決定しているのは真皮 皮膚の90%(乾燥重量の70%)はコラーゲン

  コラーゲンが不足するとキレイな土台がつくれなくなり水分なども貯めこめな   
  くなり影響が表面に現れ、しわ、たるみ等の原因になります

しみ   コラーゲンがダメになると表皮細胞が低下しシミができます

 

 
 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

2013年6月1日土曜日

特保  脂肪の吸収を抑えるお茶の働きは

コンビニなどで、「脂肪の吸収を抑える」お茶がたくさん並んでいます

値段もちょっと高いですね  メーカーの戦略です

「脂肪の吸収を抑える」とは、“脂肪の急激な吸収を抑える”という働きです

血糖値などの急激な上昇は確かに抑えますが、食べ物のカロリーは

そのまま、体に吸収されます

「急激な吸収を抑える」ことはできても、“脂の吸収を抑える”ということではありません

言葉の使い方だとは思いますが、メーカーは上手にアプローチしていますが消費者の方のほとんどは、勘違いしているのが現実では・・

ちなみに、ノンカロリーと表示されている炭酸飲料は、厳密に言えば「カロリー0ではありません

100ミリリットルあたり、10キロカロリー以下であれば、0カロリーとして表示してもいいということになっています

たしかに、少ないカロリーではありますが・・
 
これから暑い季節、よい水分はよい体を作ります
 
 
兵庫県 宍粟市 山崎町 大歳神社 千年藤
 
 

 

 

2013年5月1日水曜日

食用油はなぜ腐らないのか


                  兵庫県配置協議会研修内容から

昭和30年代に生活習慣病が増加し、政府から植物で食用油を作るように指示されました

植物油の原料のトウモロコシ・大豆などを細かく砕き、穀物から植物の脂を引き出すために、脂を入れます(引き油)  成分 ガソリンに似たようなもの

そのあとに、皮の部分などを取り除いていきます

そのまま熱し高温にして、石油系の溶剤を気化(揮発)させる

腐らない脂をつくるため

脂  生鮮食料品  生きている  魚と同じ

劣化・腐敗するのは栄養分(ミネラル Ca、鉄分・マグネシウム、レスチン、植物繊維)が腐る原因

腐らない脂を作るために、栄養分をとってしまう

油性のビタミンの、ビタミンE・ベータカロチンを110℃以上まで加熱して、色をとっていく

最後に240270℃まで加熱して劣化臭を抜く

 

学校給食にマーガリンが取り入れられてから、

胃炎の増加、アレルギーの増加(トランス脂肪酸がアレルギーの原因の一つと言われている)

トランス脂肪酸が腐らない成分  分子構造がプラスチックに似ている

プラスチックに似た成分をパンにつけて食べている

日本    食品会社の表示すると経済に影響があるとの考えで、
      表示はほとんどない

アメリカ  非常に厳しい管理がされている

 

脳細胞は脂でできている

知性・理性  前頭葉  前頭葉がトラスト化すると、凶暴になってくる

トランス脂肪酸が増加すると、犯罪大国になるとの指摘もあります

 
脂は100℃で変化する

さしみ OK

煮魚  沸騰するが100℃以上ぎりぎりOK

 
 
今日本に住んでいて、なにもかも自然な食事をすることは、ほぼ不可能です

できるだけ、選ぶことが自分の未来の健康を作ることにつながります

2013年4月1日月曜日

脳卒中 今後10年間の発症確率


全国4069歳の約16000人を平均14年間追跡調査
該当するものに点数が付きます

年齢による点数
40~44  0
45~49  5
50~54  6
55~59  12
60~64  16
65~69  19

性別

男性 6
女性 0

喫煙している
男性 4
女性 8

糖尿病あり 7
BMI

25未満      0
25以上30未満 2
30以上      3

BMI 体重kg÷身長m÷身長m

 血圧 降圧薬内服なし/あり
(なしの場合、左の点数、ありの場合右の点数
該当するものの、上に当てはまる数字で見る)

120未満/80未満          0/10
120~129/80~84       3/10
130~139/85~89       6/10

140~159/90~99       8/11

160~179/100~109     11/11

180以上/110以上        13/15

 で点数を合計

 今後10年間で脳卒中を発症する確率

点数  発症確率  血管年齢(男性・女性)歳
10以下 発症確率1%未満   血管年齢(男性・女性)42 47

11~17 発症確率1%以上2%未満   血管年齢(男性・女性)53 60

18~22 発症確率2~3   血管年齢(男性・女性)59 67

23~25 発症確率3~4     血管年齢(男性・女性)64 72

26~27 発症確率4~5     血管年齢(男性・女性)67 76

28~29 発症確率5~6     血管年齢(男性・女性)70 80

30 発症確率6~7        血管年齢(男性・女性)73 83

31~32 発症確率7~8    血管年齢(男性・女性)75 85

33 発症確率8~9        血管年齢(男性・女性)77 90以上

34 発症確率9~10       血管年齢(男性・女性)79 90以上

35~36 発症確率10~12   血管年齢(男性・女性)82 90以上

37~39 発症確率12~15   血管年齢(男性・女性)85 90以上

40~42 発症確率15~20   血管年齢(男性・女性)90歳以上

43以上 20%以上         血管年齢(男性・女性)90歳以上