2022年6月1日水曜日

歯の健康は、全身の健康に!

健康の専門家が、健康にかかわる行動の大切なこととして、“咀嚼”があります。 歯の健康は、全身への健康につながります。 Ⅰ 動脈硬化       歯周病菌が血管壁に付着すると、動脈硬化が促進しやすいと考えられていて、脳卒中や心筋梗塞などの危険性が高まります。 脳卒中のリスクを約13%、心筋梗塞などの心疾患のリスクを約15%高める Ⅱ 心内膜炎        人抗弁を使っている人は弁の周囲の血行が悪くなりがちで、そこに歯周病菌が付着すると増殖し心内膜炎を起こすことがあります。 Ⅲ 早産・低体重児出産 妊娠中に歯周病があるとプロスタグランジンの濃度が高まり、子宮の収縮が起こりやすくなり、早産になったり、低体重児出産の可能性が出てきます。 Ⅳ 誤嚥(ごえん)性肺炎 食べ物が誤って気管に入ると、そこに含まれる歯周病菌や炎症物質が気管支に炎症を起し、気管支炎や肺炎になることがあります。 要介護の高齢者に定期的に口腔ケアをすると、発症率が約4割低下  (国立長寿健康医療センター) Ⅴ 肺炎 全国11か所で行われた調査で、介護が必要な高齢者に口腔ケアをしたグループは肺炎の発症率が約11%で、しなかったグループは約19% Ⅵ がん 肺・腎臓・膵臓のがんや白血病などの血液のがんを発症する可能性が高いという海外の報告がある 米国の大規模調査では、がんの発症率を約14%高める  歯周病が引き起こす体内の炎症物質が関係しているとみられています。 Ⅶ 認知症 歯周病で歯を失い、噛むことができなくなると、脳への刺激が少なくなるなどで認知機能が低下し、認知症を発症する危険性が高まるといわれています。 脳には病院菌が侵入するのを防ぐ機能があるが、脳周囲に達した炎症物質が機能を低下させる 歯周病原因菌とそれに伴う炎症物質によって、脳内でアミロイドβたんぱく質が増え、脳神経が損傷する 健康な歯は見た目だけでなく、体の様々な部分にも関わっています。 まーいいか・・ではなく、大切にしたいですね。

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