2013年8月1日木曜日

はしか(麻疹)に注意

以前から若い人にはしか(麻疹)ワクチンの接種がなく、
危惧されているとの報道がさかんにされています

麻疹(はしか)
 
麻疹ウイルスで起こる感染症

感染

生後半年~2才までに多く、日本人の95%がかかります

免疫がない人が感染するとほぼ100%発症する

感染力は非常に強く、免疫のない集団に1人の発症者がいると1214人が感染するとされています (インフルエンザでは12)

感染経路

飛沫感染、接触感染、空気感染

潜伏期間

1012日の潜伏期間を経て発症

症状

38度前後の発熱、せき、鼻水、結膜充血、数日後に頬の内側に白い斑点、さらに12日で頭部から全身に赤い発疹が広がる

発疹は皮膚から盛り上がり、複数がくっついた形になるのが特徴

ワクチン

ワクチンは摂取後徐々に効果が落ちる(10)が、予防接種の普及で流行が少なくなり、効果が切れるまでに接触する機会(免疫の強化)が減り効果が切れてしまう

合併症

大人が罹ると重症化する  現在も毎年数百人が合併症を起こし死亡している

免疫系の中心のリンパ球などで主に増殖するため、一時的な免疫不全になり、肺炎や脳炎などの重い合併症で死亡したり、麻痺などの神経系に重い後遺症が残ることがあります

大人は高熱・ひどい咳に加え約30%に合併症が起こり、気管支炎、肺炎、肝障害

まれに脳炎を起こしたり、妊娠中の女性では早産や流産の危険もあります

診断

大人では、はしかとの診断がつきにくい

小児科医ではない内科の医師ではカゼに似た症状のため、診断が難しい

発熱の数日後に発疹が出るため、その間に服用した市販薬が原因と思い込む場合もあります

発症期間

例年46月に流行が多く発生するが、危険性は1年中あります
 
 
ワクチンでまれにその病気にかかることもありますが、確立を考えると
圧倒的にしていないほうが、リスクが高くなります
上手に予防に使うのが賢明だともいえます

0 件のコメント:

コメントを投稿