多様性を持ち、血液の細胞や神経細胞をはじめ、あらゆる細胞になれる能力があります。
細胞に多様性を持たせるには、受精卵が分裂していく初期の段階の「胎盤胞」の状態まで戻す必要があり、いわば、細胞を“初期化”します。
特定の4種類の遺伝子を投入することで、細胞は初期化され、IPS細胞ができます。
これまで、目の細胞は初めから目を作る細胞があり、ほかのものからは作られない。
肝臓の細胞は、肝臓を作る細胞から作られ、ほかの細胞から作られることはないと考えられてきました。
IPS細胞は、どんな細胞にもなれるという細胞です。
例えでいうと、買ってきた音楽CDには歌が入っていますが、CDを初期化してしまうと、どんな歌でも新たにいれることができます。
まさにノーベル賞にふさわしい、世紀の大発見です。
今後の医療に大きな革命をもたらすと期待されています。
0 件のコメント:
コメントを投稿