2019年7月1日月曜日

便秘で脳こうそくのリスクが2倍になる!

                          きょうの健康 2019.7

便秘で困っていても、それが健康に深刻な影響を与えることはないと、これまでは思われていました。

ところが、最近になって、便秘は命に係わることもある病気だということが明らかになってきました。

例えば、便秘によって心臓の病気や脳血管の病気のリスクが高まることがわかっています。

また、便秘によって寿命が短くなることを明らかにした研究もあります。

このような影響があるとなると、「便秘は体質だからしかたがない」と放っておくわけにはいきません。

積極的に治療する必要があるのです。

心臓や脳血管の病気との関係

4日に1回以下しか排便がない便秘のある人は、11回以上排便する人に比べて、狭心症・心筋梗塞で死亡するリスクが1.45倍、脳卒中で死亡するリスクが2.19倍になることがわかった。
「日本における排便頻度と循環器系疾患死亡リスクとの関連」 2016



便秘症と言われます。便秘病とは言われていません。

便秘は病気ではなく、あくまで症状という考え方・・

ただ、女性のがんの死亡の第一位は大腸がんです。

たまっている間に、腸管から排泄されるはずの発がん性物質などが再吸収されてしまいます。

特に女性は、無意識のうちに我慢しがちに・・

女性ホルモンは、おなかの中できちんと赤ちゃんを育てるために(子供をおろさないために)、“排せつ”を止める働きが強くなるようになっています。

症状を我慢するだけでなく、きちんと対処していく必要がありますね。



 
 
 
 
 


 

 

 

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