2019年9月1日日曜日

血圧の“圧”は、何のためにあるのか?

血圧は何のためにあるのか?

全ての動物は、血が止まると死んでしまいますが(脳梗塞などで血が止まると、脳細胞は4分後から死に始めます)、犬や猫などの四足動物は、血圧は低くなっています。

これは、心臓と頭が水平にあるので、頭に血を送るためにそれほど力を入れなくても、血が流れるからです。

人間は太古の昔に立ち上がったので、心臓よりも上にある頭に血を送るために、力が大きく必要になりました。

人間も、心臓より下へは、引力で下に血液が自然に流れるので、それほど力は必要ありません。

キリンは、心臓から高い頭に血を送るために、血圧が200250あり、人間の2倍ほどあります。

血圧薬などで血圧を下げると、血管に対しては圧力が下がり、脳出血などのリスクは下がりますが、大切な脳には血液が不足することになり、高齢者では認知症のリスクが高くなることになります。

年齢と共に血管がもろくなるので、血管への圧力は減らす必要がありますが、血圧薬は血圧を下げることはできても、根本的に血圧を下げる働きはありません。

脳への血流を良くするために、血圧を下げるために、適度な運動はとっても有効です。

できれば、楽しくすることで、精神的にも、とてもいいですね。

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