2014年12月1日月曜日

アクリルアミドって何??

                                      日経新聞記事から

食品に含まれるアミノ酸の一種のアスパラギン酸と果糖などの糖分が、セ氏120度以上の高温で調理する際に「メイラード反応」と呼ぶ化学反応を起こしてできます。
  (魚の焼け焦げなどに含まれる物質とは別のものです)

 
2014年、国の食品安全委員会の専門調査会で、動物実験では発がん性があると発表
  (人間では、まだはっきりしていません)

農林水産省は「食品中のアクリルアミドを低減するための指針」を発表し、食品業界に対策を促しています。

服用量  農水省調査

ポテトスナッ1㎏当たり1.1

180200度のホットプレートで焦げ目がつく程度に炒めた場合  1㎏当たり
サヤエンドウ0.39㎎、アスパラガス0.12

200度で長時間炒めた野菜の一部は1㎎を上回ったとの研究報告もあります。

対策

一般にでんぷん質を多く含む食材を高温で長時間調理するとできやすく、揚げたり炒めたりすると多くなる傾向があるので、調理する温度を上げすぎたり時間をかけすぎたりしないようにする

てんぷらやコロッケなどは、適当な温度を保ち、時間がかからないように少量ずつ揚げる

ほうじ茶やコーヒーは、茶葉や豆を適量にして濃くしすぎない

冷蔵庫に保存したジャガイモは揚げ物などに使わず、使う場合は煮物などに

野菜炒め・焼肉・バーベキューなどの野菜は必要以上に焦がさない

欧州食品安全期間は、フライドポテトやコロッケは褐色ではなく黄金色、トーストは軽くきつね色といった目安を示している



フライドポテトやポテトスナックなど、気軽に取れる食品に多いんですね・・
香ばしさのもとになるものなので、極端に神経質にならず、昔から言われている
バランスの良い食事が一番なのだと思います。

2014年11月1日土曜日

カゼって、病気なの?

病気はいろいろあります。

腎臓の病気は腎臓病です、肝臓の病気は肝臓病です。

では、カゼという病気はあるのでしょうか?

実は、カゼという病気はありません。

カゼというのは、カゼウイルスを排除しようとする際に体の反応をカゼといっています。

正確には“カゼ症候群”と言われています。

 

ちょっと例えは違うかもしれませんが、ドングリの実はありますが、ドングリの木はありません。

様々な実をドングリと言っています。

同じように様々な症状を一緒にして“カゼ”といっています。

 

症状を抑える薬を“かぜ薬”といいます。

あくまで、対処療法です。

ほとんどの人が、かぜ薬はかぜを早く治してくれる薬と思っていますが、実は“つらい症状を抑える薬”です
 
かぜのウイルスを殺すことのできるのは唯一体の中の“リンパ球”だけです。
体が温まったり、リラックスしたり、休んだり、笑ったりすると多くつくられます。
やっぱり養生が一番の薬になります。

2014年10月1日水曜日

コレステロールが増えやすい体質の人は

                                            NHKきょうの健康から
 
 食事から摂取するコレステロールは、平均的な日本人で1日に0.3gです。 
   (中性脂肪は60)

摂取したコレステロールの約半分が吸収され、体内でも0.70.8gが合成されるので、1日に合計約1gが体内に増えます。

 

☆ 食事からのコレステロールが増えると、体内での合成が減ります


  食事からのコレステロールが減ると、体内での合成が増えます
 
   
  
  
 
     ほんとに人の体ってうまくなっているなー・・と思います (^^♪

 

★ 日本人の約30%は、このコントロールが効きにくく、食事からの摂取量が増えても

  コレステロール値が上がりやすくなってしまいます
 
  
 
     病気の半分の原因は残念ながら“体質”です
 
体質は持って生まれたものですが、もう一つの原因“環境”は変えることができます
     食事、生活、運動、睡眠・・・

2014年9月1日月曜日

不飽和脂肪酸・・て何?


不飽和脂肪酸と呼ばれる脂質の一種  自然界にある脂肪酸とは違うものです

血液中の悪玉コレステロールを増やし、前玉コレステロールを減らす働きがあります

動脈硬化による心筋梗塞などの危険性を高めるとされています

特徴

酸化や加熱に対して安定しているので、サクッとした食感を出したり、常温で固形のため扱いしやすい

製造過程

大半は植物油を高温にして臭いを取り除いたり、マーガリンなどの製造時に水素を加えたりする加工工程で化学構造がトランス型に変化することでできる  
  (動物が作る天然のトランス脂肪酸は、リスクを高めない)

米食品医薬品局 (FDA)

常温で固まりやすくした硬化油と呼ぶタイプの使用を、段階的に制限すると発表

米国調査

食事中のトランス脂肪酸の割合が2.8%に達する人は、1.3%の人に比べて心筋梗塞のリスクが、1.3倍に高まる

目標値

食品の1%未満  世界保健機関 (WHO)
 
日本人摂取量

日本人の平均摂取量  10.7g  総エネルギーの0.3%

国の食品安全委員会  通常の食生活では健康への影響は小さい  2012年発表

多く含む食品

マーガリン、ショートニング、菓子パン、パイ、ドーナツ、クッキー、チョコレート菓子、フライドポテト、カレールウなどの加工食品
   (同じ食品でも、メーカーや商品ごとに含有量は異なります)

リスクの多い人

国内の20才前後の女性を対象にした調査では、1日の摂取量が総エネルギーの1.5%に達する例もあり

フライドポテトや菓子パンなどの服用量の多い食品を口にする機会が多いためとみられます

喫煙者や高血圧の人は、トランス脂肪酸のリスクが高くなる可能性があります

 

 

 

 

 

 

 

2014年8月1日金曜日

キズバンの今・昔

昔は傷をしたら赤チン・・  知っている人は昭和世代ですね。

つい最近まで、キズをしたら消毒をしてキズバン・ホータイ・・など

でも人の体は、必ず元に戻そうとします。

キズをしたら、傷口から液体が液体がでてきます。

今の治し方では湿ったままの環境で治すという考え方が・・

浸潤療法(モイストヒーリング)と呼ばれています。

キズを治すために出てくる液体をまんべんなくいきわたらせることで、細胞の表皮を再生しやすくします。

治る速さは通常の絆創膏の1.4倍  



以前にうがい薬で、①うがい薬 ②塩でうがい ③水でうがい

一番かぜを引いたのは① いっとき口の中の細菌は死滅しますが、自身の免疫細胞も死ぬので、その後にかぜをひきやすくなってしまいます
 
これも同じで、治る力を止めてしまうと治りにくくなるということですね。

 

2014年7月1日火曜日

五感で一番大切のところは?

五感  視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚、

今どれが一番大切かと聞かれると、おそらくほとんどの人が“視覚”では・・

やっぱり、目が見えないって・・  怖いですね。

 
でも、人間以外の動物では、“嗅覚”が一番大切です。

動物は天敵から自分の命を守るため、嗅覚が一番働いています。

臭いは、脳の一番大切な部分に直結されています。

そして、“記憶”されます。
 
  
  
 
  (ちなみに皮膚に画びょうが刺さった時や、熱いやかんに触れたなどは、
  刺激は脳に行かず、直接皮膚が反応し手をひっこめます。
 
    手 → 脳 → 手 だと時間がかかるので、自分を守るために
 
  手がすぐに反応するようになっています
  人の体ってすごいですね!!)
  
  
今現在は、昔と違って嗅覚を刺激することが少なくなり、

一説では、記憶を刺激する機会が少なくなり、認知症の原因の一つとも言われています。

 
便利になって、嗅覚も含めて現代人は“鈍く”なっているのかもしれませんね。

2014年6月2日月曜日

基礎代謝とは

生命を維持するために最低限必要なエネルギー量です

(脳、心臓、呼吸、臓器、筋肉は常にエネルギーを消費していて、1日の消費エネルギーの大半を占めています)

人間のエネルギー代謝のうち、約47割を占めるのが基礎代謝

(1割は食後に代謝が促進されて熱エネルギーになって体温を上昇させることに使われます。残りは生活活動で消費する分になります)

 
臓器別のエネルギー消費量

筋肉、肝臓、脳がそれぞれ安静時代謝の約20%、合計で約60%

(筋肉は1㎏当たりの消費量は少ないが、総重量が多いため消費量は大きくなる)

 

脂肪を1g消費するには9のエネルギーが必要

体脂肪は20%水分、脂肪は80%なので、9×80%7.2

7を消費すると体脂肪1gが燃焼します

 

1㎏痩せるには、7000摂取エネルギーを減らすか、消費エネルギーを増やすことで

1ヵ月に割ると1日当たり、ごはん1膳分(240)減らすか、1時間やや早めに歩くことで消費します

どちらかを続けるとなると、かなり難しいね・・ (^_^;)

複合することで、ハードルを減らして達成できる可能性が広がります (^^)