2022年5月1日日曜日
春の味は“苦味”・・・?
味には、塩、甘、酸、旨味・・があります。
漢方では、春の味として“苦味”としています。
春の季節の食材に、菜の花などの、苦みの多い食材が多くなります。
“苦味”は、自然界では、“毒”にあたります。
人の身体は、“毒”を感じると、排除しようと、消化器が動き始めます。
漢方では、その働きを利用して、毒でない“苦味”を体に入れることで、消化器を動かして、
胃腸の働きを高めることに利用しています。
“酸っぱみ”は、自然界では、“腐ったもの”です。
同じように、早く出そうと働きます。
これを利用して、懐石料理では、食事の初めに、酢の物を出して、食欲を出すようにしています。
今は、食事でも季節感が少なっていますが、四季がはっきりとしている日本人は、季節の食材を大切にしてきました。
春の季節の大切なものを味わいたいですね。
2022年4月1日金曜日
コロナワクチン3回め接種のメリット・デメリットは?
「NHK きょうの健康3月号から」
なぜ3回目の接種が必要かといえば、新型コロナウイルスに対するワクチンの効果は、時間がたつにつれて低下することがわかったからです。
オミクロン株流行前のアメリカの研究では、ファイザー社製のワクチンの接種を受けた12歳以上の人の場合、2回日接種後1か月以内では感染予防効果が88%ありましたが、5ヶ月後には47%に低下していました。
同じ傾向はモデルナ社製のワクチンでも認められています。
ワクチンには重症化を予防する効果もありますが、これもやや低下することがわかってきました。
イギリス保健安全保障庁が、アストラゼネカ社製も含めたすべてのワクチンについて、オミクロン株による人院を防ぐ効果を調べたところ、2回目接種後3か月までは65~85%あったのに、6か月以降は30~35%にまで低下したと報告しています。
ただ、3回目の追加接種を受けると、接種から3ヶ月以内で入院防止効果が80~95%にまで上昇することがわかりました。
重症化予防の点からも、追加接種を積極的に進めたほうがよいと考えられます。
3回目の接種の副反応は?
副反応について、フアイザー社が行った調査があります。それによると、2回日と比べて3回日ではやや多かったのは接種部位の痛みと倦怠感で、逆にやや少なかつたのは頭痛、筋肉痛、38℃以上の発熱という結果でした。
日本の調査をみても、大きな差はありませんでした。
ワクチンの接種には、メリットデメリットがあります。
ワクチンは自分を守るだけではなく、自分の大切な人を守るためでもあります。冷静に判断したいですね。
2022年3月1日火曜日
アレルギーは、「夜つくられる」
先週は真冬の寒さでしたが、一気に春が来たようです。
春の到来と一緒に来るものは、花粉があります。
以前に出した内容ですが、この季節なのでもう一度。
アレルギーは「夜つくられる」ともいわれています。
夜寝ている間に、部屋のホコリを吸いこんでしまうことも・・
アレルギーがある人は、寝る場所の頭の近くを少し掃除するだけで、効果があります。
朝、起きた時に水を飲むことは、健康的に良いこととされています。
就寝中に水分不足になった体に水分補給と、胃に水を入れることで刺激を与え、通じを良くする働きもあります。
起きた時に水の飲む前に、ほこりなどを含んだ口をすすぐと、洗い落とせます。
アレルギーと関係ありませんが、目薬はもちろんいつでもさせますが、朝さすことも有効です。
目は涙から栄養をもらっていますが、就寝中はまぶたを閉じているので、涙は出ていません。
体と同じように目も一晩中渇いた状態にあるので、朝顔を洗うのと同じように目薬をさすのもいいですね。
1滴さすのも2滴さすのも目に入る量は同じなので、1滴で十分です。
2022年2月1日火曜日
コロナ関連死で、今後最も多くなると予想されるものは
約2年前から始まった、コロナ感染から、多くの方が感染し、亡くなった方も多くあります。
現時点で、日本国内でコロナ感染で亡くなった方は、約18000人になります。
今後、コロナ感染で健康に関することで懸念されることは、がんと考えられています。
がんで日本国内で亡くなる方は、年間約38万人です。
一昨年、昨年から、がんにかかった方が、減ってきています。
これは、一つとして、健康診断などが減ったことがあります。
コロナ感染を危惧したこともあり、約3割減少しています。
今後その反動として、がん患者が激増することが予想されています。
がんは初期なら命が助かる時代になっています。
自覚症状がなく、健康診断などで見つかったがんは、その多くが治ることができますが、進行してからでは手遅れになります。
正しく恐れることも大切ですね。
2021年12月1日水曜日
オミクロン株が出現した背景は
新しい変異株として、オミクロン株が出てきました。
すでに国内でも確認され、これからの感染拡大が危惧されるところです。
ウイルスは原因は不明ですが、勢力争いのようなものがあり、仲よくウイルスが共存することはなく、
今後デルタ株が、オミクロン株に急速に切り替わっていくものと考えられます。
(昨年インフルエンザウイルスがほとんど見られなかったように)
細胞への侵入のとっかかりの“スパイク”が30ほどの変異があり、これまで感染した人が再度感染することも考えられます。
実は今回のアフリカでの新たな出現は、以前から心配されていました。
日本などの国ではワクチンの接種が進行していく中で、アフリカ諸国では10%に満たない国もあり、
感染が繰り返される中で“コピーミス”が起こり、変異が起こってしまいます。
ども国も自国ファーストは仕方のないことなのでしょうが、改めて全体のことを考えていかないと元の木阿弥に・・
賢者は歴史から学ぶとも言われますが、今回は経験から学ぶことも大切だとも思いますね。
2021年10月1日金曜日
世界保健機構(WHO)は、なぜワクチン接種3回めを推奨していないのか
国内でもコロナワクチン接種3回めが行われることになっています。
もともとインフルエンザワクチンでも毎年受けるように、ワクチンは1度打てば永久に効果があるものではありません。
2回め接種後に感染する例の多く出ており、接種の早かった今後医療従事者から始まるようです。
ただ、世界保健機構は各国での3回め接種を推奨してはいません。
理由は、ワクチンを持つ国と持たざる国との格差が広がってしまうことと、
アフリカなどの接種率の低い地域での感染が収まらず、
今後新たな変異株が表れると、これまでのワクチン接種の効果が限られてしまうためです。
とはいえ、どの国も自分の国の国民を守ることが優先とされ、難しいところです。
今後、新型から「普通のかぜ」になっていくと予想されていますが、まだまだきちんとした感染予防は必要ですね。
2021年9月1日水曜日
デルタ型の唾液内のウイルス量は、従来型の1000倍以上!
薬日新聞内容から
デルタ株は、6月末に日本に感染が確認され、短期間の間に全国に感染が広がりました。
これまでのウイルスと違い、家族の1人が感染すると、全員が感染してしまうほどの感染力を持っています。
デルタ株の特徴は、感染力が特に強いということ。
重症化率は、それまでとあまり変わらないということ。
重症化率が少なくても、感染者数が多くなれば、それに伴い重傷者も多くなってしまいますね。
ウイルス量は、データでは、海外や国内の報告では、唾液内のウィルス量は従来量の1000倍以上が報告されています。
唾液の中のウイルス量が多ければ、それだけ感染も広がりやすくなってしまいます。
感染力が強くて、重症化率が変わらないということは、感染に気付かず、周りに広げてしまうことも考えられます。
これからは、若年者に感染が広がると考えられていますね。
そこから、家庭内感染で親世代で広がることも懸念されます。
従来型よりも、デルタ型はワクチンの効果が落ちるといわれていますが、現時点では、感染のリスクを下げる方法としては、一番の選択なのだと考えられます。
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